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2014年4月7日月曜日

フィリップスのノンフライヤーってそんなに凄いか?

日本での正式発売から大体一年くらいたった、フィリップスのノンフライヤー

全世界で100万台を売り上げた画期的なヒット製品で、
まさに夢の家電のようにマスコミで取り上げられたものです。


このマーケティング手法、よくよくマスコミがします
近年では旧サンヨー時代で行われた「ゴパン」を彷彿とさせます
あちらも

お米がそのままパンに! 世界初のライスブレッドクッカー

などのように、非常に口当たりのよい文句が流布し、
初期型は生産が追いつかない大ヒット!!
後継のPanasonic製も大幅な高性能化で大ヒット……
ってほどは売れませんでした(;一_一)





日本のマスコミは残念ながら専門性が著しく低いため、
マスコミ自体が情報に踊らされています
肝心の専門知識も高いお金を出して自称専門家を、
その都度引っ張ってくるので一貫性がありません。
本来的には、
マスコミ社内に各分野の専門知識を持った人物が常駐するものです
(もちろん居ることになっていますが)
その方の意思で各社の報道の方向性に色がつく
……これが世界的な常識です

ですが、日本は常に「右に倣え」な報道しかできません。
すなわち、そのような方が居ないものと同じでしょう。




話を戻しますが、この「ノンフライヤー」なるもの
どうにもいただけません(>_<)
基本的な仕組みはフィリップス社のホームページをご覧ください



極々簡単に言うと、
「加熱空気を高速で対流させることで常に食材を高温加熱する」ものです
食材自体の油が高温になって揚がる。油分が無い食材には、下ごしらえの時点で
塗り塗りします(>_<)

フィリップス社のホームページで自社の画期的な事は
「高速空気循環技術」を使って油を使わずに
おいしい揚げ物ができるように、フィリップスが製品開発をしました。」


だそうです
すごく画期的か? といわれると家電ではよくある技術流用です
ですが形にするのが、本当につらく、きびしい日々が続くものです
特に安全性が高く求められる製品ですので、開発は困難を極めたはずです


でもちょっと待ってほしいのが、このような商品は、日本に、そもそもあります

シャープ「ヘルシオ」から始まった「加熱水蒸気」を対流させ「油を使わず」調理ができる
電子レンジ(スチームオーブンレンジ)です

こちらのレンジ、件のノンフライヤーと比べ以下の点で優れています
作り方、出来上がったもの(の形)、そもそもの動作原理は、ほぼ同じと思ってもいいでしょう
ただ、ヘルシオ等は作れるものの種類が多く、一度に作れる量も多い、
一回の調理時間は長くなりますが、そもそも一度に出来るので
大抵の家庭では一通りの時間は短くなるはずです
消費電力も1000w前後と電気料も安い
(ノンフライヤーは1425w 14Aを使うのでブレーカーによって動かせない場合もあります)、
そもそも電子レンジとしても使えるので設置場所も少ない
(ノンフライヤーはびっくりするほど大きいです
女性の肩からへそくらいまでの体の大きさがあります)

製品としてみた実力は、はるかに日本製が上回っています。
そもそもおいしいです、日本人好みなのは日本製の最大の強みです


じゃ、専門家はなぜ大絶賛だったのでしょう? 

もちろん専門家が「ヘルシオ」を知らない訳はありません。
……もちろんお金を積まれているので悪くは言いません

ですが、さまざまな犠牲を伴った商品ですが、
「操作性」と「メンテナンス性」が良いのです

「ヘルシオ」等は難しいです(メーカーは簡単でしょ?
って言ってくるのでいつも腹正しく思っていますが) 

決まった操作を手順書やメーカー純正「レシピ」の通りに作れば……だれでもできます


こ・れ・が……むずかしいでしょ(T_T)


そもそも、主婦はきっちり調理をするのが「いやです」
身の回りの微生物を全滅させる勢いで「汚れるのもいやです」

怒られるので、あくまで個人的意見と経験談です
(ヒット商品を見てればわかるんですけど)


ゴパン失速も同じ理由なのですが、キッチリレシピ通りな主婦は少ないです

高級家電で、販売台数で稼ぐ類の商品ではないのですが、目標をはるかに下回っています
これはエリート層は頭いいからキッチリレシピ通りな主婦でしょ? がだいぶずれた調査であることの一環です(そんなのは見栄です)

エリート層だろうが日本人は本質的に面倒が嫌なので、一度やったら飽きます
掃除もなかなか面倒で、汚れは異常に気にするのが日本の主婦なので、そのうち嫌になります


日本人でも難しいものが世界で売れるわけはありません
ここがヒット商品の分かれ目で、いつも言ってる日本電気メーカー衰退の一因です

車のハンドルのような「遊び」が日本製品には無くなりました


で、大絶賛なノンフライヤーは以下のように操作します

比較的(主観です)フィリップスのノンフライヤーは、ある程度いい加減でも出来るみたいです(いい意味です)
 
 温度設定をダイヤルで自分で決めます(アナログです)
 食材に合わせるため、レシピを見ますが自分で決めている 感覚があります

 調理時間についても、同様でアナログです

 世界で受けるわけです
 やろうと思えば何だって高温加熱できます
(画像はメーカーページから http://www.japan.philips.co.jp/kitchen/nonfryer/about


唐揚げっぽいものは、一度やればレシピは無くてもできるでしょう

これが、ヒットする製品です

いかんせん、近年の日本製品は無数のボタン(無ければタッチパネルの液晶)で
無数の種類の操作ができるため、最後までたどり着く事が出来ない「迷路」みたいなものです

さらにヘルシオ等は、いちいちレシピを見ないと操作自体がわかりません
主婦の料理への工夫も、「迷路」に惑わされるため発揮させるのは難しそうです

高級な上位機種は、そのために大型液晶や音声で「レシピを見なくても」出来るようにしています

まったくおかしな話です、「レシピを見なくても」出来るように
10万位余計に支払う人は日本人くらいなのだそうですよ?




肝心の味は……
そもそも出来たものは揚げ物では無いです、……揚げ物っぽいものです、
(ヘルシオ等も揚げ物っぽいものなんですがねぇ~)
味は……個人でお確かめください、食べてないです(ビストロはおいしかったです)


メンテナンスもヘルシオ等よりは比較的に楽そうです、
楽というよりノンフライヤーの部品は簡単に取り外せ、
点数も少く「丸洗い可能」です

ヘルシオ等は内部を拭き掃除すれば基本いいのですが、
主婦から見て「謎の空間」や金属の丸い穴など、
機械っぽいものには触れないので、気になりだしたら止まりません

実際、食材と調理の状態で色々汚れます、

けど触れないので結構汚れっぱなしです




途中から、ノンフライヤー絶賛な記事ですが、
タイトルの通り、否定的です

そもそも安くは無いです
値段で言えば、ヘルシオの下位製品の方か安いです


揚げ物もできるのは、できるでしょうけど

絶対的には、おいしくなくてもいい
中途半端なものでも、油無しでそれっぽいものができればいい
掃除や、換気扇の油汚れに悩みたくない

な人向けです


それが、ノンフライヤーを買っても後悔しない人です


味にこだわりが強ければ強いほど、
ヘルシオ等の……さらなる高級機を……使いこなす根気をもっていくことになります


油の処理、油汚れ、においなど
生活環境に多大な犠牲を払っても食べたい油ものですが

まだまだ道のりは険しそうです

追伸

いい物を見つけました
一家に一台! コンベクションオーブン!!

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