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2014年7月2日水曜日

とてつもなく薄いマニュアル

近頃のIT機器を買っても、説明書は付きません……

とてつもなく薄い「説明書き」と「電子マニュアルのURL」が付くだけです


製品として販売された商品で、この形態を初めてとったのは、アプリケーションソフトやパーツ以外だと「iPod」が最初だと思ってます(違ってたら教えて)
で……家電製品以外は「説明書」を付けない世の中になりました

まあ家電製品の一部も、IT関係は別に電子マニュアルを用意したり

はっきりいって
「紙にしたら辞書になる説明書が付く」製品ばかりになってしまいました


けれど

「どうせ読まないから……付けなくてもいいんじゃないか?」

日本の方は、どうも……このように考えてがちです。







世界的には受け入れてもらえない考え方でしょう。

一般的な先進国の方々が、始めにする感想は

「電子マニュアルの方が検索しやすいから、助かるなぁ~」
「資源の無駄だし、場所も取らないね」

だと思います。

一般的な先進国の方々は
自分が使うもののマニュアルを「読まない」という思考は
ほとんどありません。



訴訟社会も一因ですが
必要でないから「読まない」以外は

基本的にざっと読むそうです




現代の日本人は
必要でないから「読まない」のではなく


「読めない」から読まない


のではないかと、薄々思っています



単語、一つ一つが意味不明すぎて
調べても……調べても

文章を読み進めることができません



英語圏の言葉が基本のIT業界

その技術に周りを囲まれて

一層日本人は窮屈になってきてます





説明書くらい読め……メーカーはいつもそう言ってくるんですが
あんなもん読めるやつは
そもそもメーカーに助けを求めません


求められても「言葉としての単語」が伝わらなければ

会話として成立しません



現場対応の我々の様な人材は
常に必要でしょう



しかし、

「どうせ読まないから……付けなくてもいいんじゃないか?」


これは、なんとか変えていかなくてはいけません

情報リテラシーすらも危うい現代日本人は

すでに後進国に「片足を突っ込んでいます」



これから急速に経済が縮小する日本にとって

先進国で居続ける事ができるのか?

これは、
「言語としての英語」
「他の文化を認識できる能力」
次第だと思っています

逆に言えば
現在のところ、ここら辺が「赤点」なのが日本人です




ああいうマニュアルを

それほど高学歴でもないアメリカ人が

さらさらと読み進めているのを見ると


「読めない」のは致命的だな~と痛感します


日本人は
けっしてIT自体が不得意では無いと思います


証拠に幼少期から
「言葉」と「機械」に触れていれば

人間の系統に関わらず基本操作が出来ています





「読めない」


他の言語を学ぶのに「遅い」ということは無いそうです




「必要性がわからない」


世界中の人が必要としていても
ガラパゴス仕様に変更しないと理解できない日本人は

やはり世界から浮いています




「言語としての英語」
「他の文化を認識できる能力」


これを培う土壌が今まで無いのが日本でしたが

これから東南アジアと連携することも多くなるでしょうから
期待しています




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